ひよっこ整形外科医の勉強日誌

脊椎脊髄指導医を目指す若手整形外科医が勉強したことや日々思ったことを徒然に書いてます。ついでに誰かの為になれば幸いです。

脊髄機能診断研究会 2018

先日、初めて脊髄機能診断研究会に参加してきました。 ただ、発表はなくただ聞きに行っただけですが・・・・ 感想としては整形外科だけでなく、神経内科や脳神経外科・内科の先生が熱い議論をされるため、すごく面白かったです。 (熱い議論を目の当たりにし…

アキレス腱付着部症

今回は足の痛み、特に「踵の痛み」についての説明です。 マラソンなどをするようになって踵が痛くなった人いませんか? 普通に歩けているからアキレス腱が切れているわけではないだろうけど・・・という方はこの病気かもしれません。 では解説していきましょ…

手根管症候群

今回は手の痺れについてのお話をしようと思います。 外来診療でもよく目にする病気であり、手を使う方がよくなる病気です。 その名も「手根管症候群」です。 では説明していきましょう。 手根管症候群 病態 まず、手根管とは何かからお話しましょう。 手根管…

手が痺れる!!どんな病気があるの??

今回は手の痺れについてお話しましょう。 外来診療をしているとよく「手のひらが痺れるんです」と言われて受診される患者さんがおられます。 どのような病気があるのかを説明しましょう。 手が痺れが主訴のうち病院でよく目にする病気としては以下のようなも…

梨状筋症候群

今回は足の痛みが出る病気についての解説をします。 その名も「梨状筋症候群」・・・ 聞いた事ない人が大半だと思います。しかし、実は坐骨神経痛として症状が出る病気の代表的なものの一つになります。 この病気の存在は古くから知られていたのですが、現在…

足が痛い、痺れる。坐骨神経痛とは?どういった要因でなるの?治療は?

こんにちは。 今回は皆さんもよく耳にするであろう「坐骨神経痛」についてです。 今回は坐骨神経の解剖、また坐骨神経痛の病因についての説明になります。 治療に関しては各疾患別に別途説明をしていこうと思います。 坐骨神経痛 よく「私、坐骨神経痛なんで…

足底腱膜炎

今回は足の病気についてです。 足底腱膜炎は踵に痛みを伴う病態として最も頻度の高く、また良く歩く人に多い病気です。 特にスポーツにおいては基本オーバーユースにより発症する事が多いため、一時的に軽快しても再発を繰り返すことが多いことでも知られて…

烏口突起炎と腱板疎部炎〜肩関節周囲炎シリーズ〜

今回も肩痛に関してです。 というより肩関節周囲炎をそろそろまとめようかと。 今回は肩関節周囲炎の中でもマイナーな2つについてです。 この2つの疾患自体は普段の外来で注意深く診ていないと見逃すことがある疾患ですが、肩関節周囲炎に分類されているた…

上腕二頭筋腱長頭腱鞘炎〜肩関節周囲炎シリーズ〜

今回も肩痛について説明しましょう。 今回は特に上腕二頭筋腱長頭の炎症について説明します。 あまり馴染みのない病気と思う方が多いと思いますが、普段外来をしているとわりと見かける疾患です。 では解説していきましょう。 上腕二頭筋腱長頭腱鞘炎 病態 …

石灰沈着性肩腱板炎〜肩関節周囲炎シリーズ〜

特に転けたり、重たいものを運んだわけでもないのに肩が急激に痛くなったと外来に来られる方がおられます。 その時にまず、レントゲン撮影を行うのですが、それだけで原因わかる病気というものがあります。 今回はその病気について説明していきましょう。 石…

外反母趾

今回は外反母趾について説明しましょう。 先日、腰部脊柱管狭窄症で外来保存加療をしている患者さんに外反母趾について相談されたため、今回の話題にすることにしました。 その際にとても印象に残った言葉が 「先生、外反母趾で痛いんですが何科に行ったらい…

ド・ケルバン腱鞘炎〜スマホ腱鞘炎〜

今回は近頃外来でも見るようになったスマホ腱鞘炎についてです。 なぜ、急に腱鞘炎の話をするのかというと・・・ 現在、私がスマホ腱鞘炎になったから(笑)・・・痛いというか鬱陶しいですね・・・ では説明していきましょう。 ド・ケルバン腱鞘炎 1895年に…

腱板炎及び肩峰下滑液包炎〜肩関節周囲炎シリーズ〜

今回は腱板炎及び肩峰下滑液包炎について説明しましょう。 肩関節周囲炎の中の一つであり、かつ最も代表的なものになります。 腱板炎と肩峰下滑液包炎 症状 主な症状は肩の怠さ、違和感、動かした時の痛み、夜間痛(それによる不眠)などが多いです。 また肩…

肩が痛い!肩関節周囲炎って何??分類とそれぞれの治療法。

今回は肩関節周囲炎という病気について説明していきましょう。 肩関節周囲炎 肩関節周囲炎という疾患は1872年にDuplayという先生が肩峰下滑液包(下図参照)での炎症と癒着による肩関節障害(動きが悪くなること)を‘periarthrite scapulo-humerale’(直訳す…

椎体骨折 治療について〜手術〜

今回は腰椎椎体骨折の手術加療について説明しましょう。 手術加療 保存治療の記事でも説明しているように椎体骨折の保存治療での骨がつかない確率は30%程度あります。また神経障害の確率も文献によって差はありますが3%程度認められます。 下の写真は骨が…

椎体骨折 治療について〜保存治療〜

今回は腰椎椎体骨折の治療について説明します。 椎体骨折の治療の目標は 短期:疾痛コントロールとADL改善 中期:椎体変形抑制と骨癒合 長期:脆弱性骨折の連鎖の抑制,すなわち二次予防 となります。 長期治療というのはもちろん骨粗鬆症の治療となってくるため…

椎体骨折(骨粗鬆症性) 病態・症状

今回は腰の骨の骨折について説明しましょう。 もちろん、若い方でも交通事故や高所からの転落などで腰の骨が折れる事はありますが、今回は高齢者(骨粗鬆症)の骨折について説明しようと思います。 正常な椎体のBone modelと骨粗鬆症患者のBone modelです。 …

五十肩(凍結肩)

今回は五十肩について説明しましょう。 こちらでも書いている通り、日本人は腰痛の次に肩痛の訴えが多いです。 実際に外来診療をしていても肩が痛いと来られる方は多いです。 その際、患者さんが良く言われる事が「私、五十肩なんですかね?」 五十肩という…

腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアの手術のリスク、合併症

手術のリスク 腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアに限らず、手術には合併症の可能性があります。 某ドラマで「絶対失敗しません!」と言っている医師がいましたが、実際にそんな事を言う医師がいたらその人は信用しない方がいいです。 それよりも怖いくら…

いきなり腰が痛い!足が痛い!ヘルニア?手術って何するの??

今回は腰椎椎間板ヘルニアの手術加療について説明しましょう。 保存加療の記事でも書いた通り、腰椎椎間板ヘルニアで手術する方は2〜3割程度です。 基本的には手術をしなくても改善する人が多いため、あまり積極的に手術を勧めることはないです。 ではどう…

いきなり腰が痛い!足が痛い!ヘルニア?治療ってどうするの?

今回は腰椎椎間板ヘルニアの治療方法について説明していきましょう。 もちろん治療方法には手術をしない保存加療と手術加療があり、椎間板ヘルニアの多くは保存加療で治ることが多いです。 日常の診療では約7−8割の人は保存加療で改善している印象です。 …

いきなり腰が痛い!足が痛い!椎間板ヘルニア?

まず、ヘルニアとは何か? 「臓器や組織の一部または全部が正常な位置から脱出した(突き出た)状態」 のことを指します。 実は脱腸もヘルニアという病名がつきます。そのため、整形外科のヘルニアは正式には題名にある通り椎間板ヘルニアという名前になりま…

歩くとお尻が痛い、足が痺れる。腰部脊柱管狭窄症って治るの??手術する場合

歩いた時にお尻や足が痛くなったり、痺れる病気として腰部脊柱管狭窄症がよく指摘されますが、手術しない治療方法に関しては前回の記事をご覧ください。 今回は手術に関して説明します。 手術で治る症状、治らない症状 まず、手術の前に私が必ず患者さんに説…

歩くとお尻が痛い、足が痺れる。腰部脊柱管狭窄症って治るの??手術をしない方法

歩いた時にお尻が足が痛くなったり痺れる病気として腰部脊柱管狭窄症が挙げられます。その病態、症状に関しては前回の記事を御覧ください。 今回はその病気に対し、どの様に治療を行うのかについて説明していきましょう。 まず、大前提として 『脊柱管が狭く…

歩くとお尻が痛い、足が痺れる。腰部脊柱管狭窄症って何?

腰部脊柱管狭窄症とは何か。 ちなみにこの疾患は診察をしていると本当によく出会います。 「お尻の辺りが痛い」「歩くと足が痛い、しびれる」と言った症状で病院に来られることが多いです。 なので厳密に言うと前述の腰の痛みの原因とはならないかもしれませ…

腰が痛くなる原因って何があるの?

まずは腰痛について話しましょう。 よくネットでも書かれている 「腰痛の80%は原因が分からない!!」 本当にそんなに分からないの??とビックリする人もいるでしょう。 実はこれの根拠は2001年にDeyoというアメリカの著名な家庭医がThe New England Jou…

腰が痛い!ほっておいては危ない腰痛のサインとは?

腰の痛みが出る病気を説明の前に、病院に行った方がいいのか、それとも家で様子を見ていてもいいのか? ポイントを先に書いておこうと思います。 整形外科医は基本的にこの下の写真のガイドラインに沿って治療を行っています。 (値段は2200円ですが、これだ…

初めまして!まんもりです!

このブログは私、まんもりが日頃の診療などで得た知識をまとめるために書いていきます。 偶にどうでもいい事を書くかもしれませんが、そこは許してください。 さて、最初の記事に何を書こうかと悩みました。 まずは下記のアドレスを参照して頂ければと思いま…

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